前回からさらに遡って第69回 90年11月期の審査員。
90年48号~51号。アヌビス神戦の頃です。

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特集テーマは「ARAKI THE MAGIC」。
代表作「魔少年ビーティー」「バオー来訪者」「ジョジョの奇妙な冒険」を例に、
当時何に影響を受けていたか等を語っています。

その1 絵柄(90年48号)
「魔少年ビーティー」白土三平さんの絵柄の影響を強く受けてます。
「バオー来訪者」アニメ絵的な感覚をかなり取り入れてます。
「ジョジョの奇妙な冒険」ファッション誌からヒントを得ています。
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「僕は絵柄に関しては作品ごとに意識的に変えています。
自分の絵そのものにはこだわりはなく、イメージの方を優先させてます。
また、その時どきで目にしている映画・絵画からも影響を受け易く、
作品にも反映されてます。」
 
・荒木先生のチェックポイント
既製の漫画に満足せず、作品の中で何か新しいことをやろうとしている人に
注目しています。ヒントは映画やテレビ、広告、街中にころがっているはず!
問題はそれをどう生かすかです。発想が自由で頭の柔らかそうな人の作品を期待します。

その2 キャラクター(90年49号)
「魔少年ビーティー」クールなビーティーも子供らしさが伺える
「バオー来訪者」スミレが撃たれ、怒りに震えるバオーだ!!
「ジョジョの奇妙な冒険」母親を気づかう承太郎。性格を表す貴重な場面。
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「前回、お話した絵柄同様、キャラクターについても、
作品ごとにかなり変えているつもりです。
ビーティーは知的なクールさを、育郎は優しさを、承太郎はクールさに加え、
リーダー性と優しさを加えた性格になってます。」

・荒木先生のチェックポイント
絵が少々下手でも、ストーリー設定が甘くても、なにかひとつ光るものを見せて欲しい。
そこに一番注目しています。自分の好みで構わないから、
この分野なら誰よりも知っている、誰にも負けない、
というキミの個性を原稿にぶつけて下さい。

その3 アイデア(1)(90年50号)
「魔少年ビーティー」当時は手品や推理小説に興味を持ってました。
「バオー来訪者」遺伝子操作の問題がバオーの発想の基点です。
「ジョジョの奇妙な冒険」スタンドは守護霊に性格をつけようと考えました。
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「アイデアといっても、僕の場合、自分の関心を作品の中で表現することが多いですね。
ビーティーのときには知的センス、バオーの時は肉体、そしてジョジョのときには
肉体以上に精神面に興味を持って描いています。」

・荒木先生のチェックポイント
作品の完成度に注目しています。賞に投稿すると決めたならば、
自分の納得いく作品を練り上げて下さい。
ネーム段階でも徹底的にこだわることが重要。必ず完成原稿に現れてきます。

その4 アイデア(2)(90年51号)
「魔少年ビーティー」舞台は家の近所で身近な人がモデルです。
「バオー来訪者」実家近辺の三陸海岸が舞台になっています。
「ジョジョの奇妙な冒険」自分の旅行の経験が各所に生かされてます。
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「アイデアのヒントは自分の身の回りに転がっています。
僕は舞台をどんどん変化・移動させていますが、
舞台が変わればそれだけアイデアの素材が豊富になり、新しい刺激も受けます。
旅行などは特に発想の源になります。」

・荒木先生のチェックポイント
漫画を面白がって描いているかという点を重視します。
思いつきだけでは面白い作品は出来ません。
そこから自分で展開・応用させて、キミ自身が楽しんで描くことが大切なのです。